

History


Millionaire Shortbread
ミリオネア ショートブレッド

スコットランドにルーツがある伝統菓子ショートブレッド。もともとは砂糖をほとんど使わず、イーストと小麦粉で作られる保存食だったのがブレッド(パン)というネーミングの由来です。
時代とともにバターが使われるようになってからは、小麦粉、たっぷりのバター、砂糖のみでつくられるシンプルかつ、リッチな配合のお菓子に変化しました。つなぎである卵を使わず、小麦粉にたっぷりのバターを合わせることで、ほろっと崩れる食感とくちどけになることからショート(崩れやすい)ブレッドと謂われるようになりました。
16世紀のメアリー・スチュアート女王も好んで食したことから、このリッチな配合のお菓子が格上げされることになります。チョコレート、バターが一般的に使われるようになった20世紀半ばころ、ショートブレッドをさらに贅沢に昇華したいという家庭的発想から、チョコレート、砂糖とバターを煮 詰めたキャラメルを重ねることで、これ以上にない贅沢で、億万長者(ミリオネア)が食べるお菓子。ということから「ミリオネアショートブレッド」が誕生しました。
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Orange Tea Scone
オレンジティースコーン
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スコーンの起源はスコットランドにあるとされています。16世紀にはすでに存在していた記録があり、当初はオーブンではなくグリドルなどの鉄板で焼いた丸く平たい、硬めの食感のパンでした。
19世紀にベーキングパウダーが普及すると、現在のようなふんわり軽い食感のスコーンが誕生しま す。さらに、アフタヌーンティーの習慣により、スコーンは紅茶とともに食べるお菓子として定着するようになりました。

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Victoria Cake
ヴィクトリアケーキ
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ヴィクトリアケーキの誕生は19世紀。当時の女王、ヴィクトリア女王が好んで食べていたことから広まりました。アフタヌーンティーの習慣が定着したころ、午後の軽食としてシンプルで上品、家庭で作れるレシピのこのケーキが親しまれるようになりました。
ラズベリーは、イギリスの気候でも育てやすく、19世紀には庭園や農園で広く栽培されていたこともあり、ジャムなどに加工されました。また酪農が盛んな国でもあるため、材料が揃いやすく手軽に作れ、かつ紅茶にベストマッチな味わいのこのヴィクトリアケーキがイギリスで広まりました。

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Rich Fruit Cake
リッチフルーツケーキ
何世紀も積み重なった歴史と“祝祭文化”が宿るリッチフルーツケーキ。
はじまりは大麦、ナッツ、ドライフルーツ、蜂蜜、ワインなどを固めた、腐りにくく長期保存が可能な古代ローマの保存食でした。中世になるとイギリスでは当時高級品だった砂糖、バター、ドライフルーツなどをふんだんに使ったリッチな焼菓子が登場します。クリスマスや結 婚式、宗教行事などの象徴として食べられる特別なお菓子として扱われるようになりました。
現在のリッチフルーツケーキが確立したのは、19世紀ヴィクトリア女王の時代になります。たくさんのドライフルーツとナッツを混ぜ合わせて香り高く焼き上げたケーキに洋酒を染み込ませます。熟成が進むとともに様々な表情を感じさせてくれるケーキは、時間を楽しむスイーツとして定着します。
時間が経つほど熟成されて味が深まる=成熟する未来、長期間美味しさが続く=長く続く幸せ、リッチな素材をふんだんに使ったケーキ=豊かさ、という理由から王室の結婚式でもこの豪華なフルーツケーキが使われるなど、イギリスでは幸運と繁栄の象徴として愛されてきた別格のスイーツなのです。
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